ツボミが付いたら肥料は? フレグランス
 
掲示板拝見してますと 
嬉しいツボミのお便りが多くなってきて拝見していても楽しくなります

バラや園芸書などに
よく「ツボミが色づいてきたら肥料を止めてください」と書いてありますが 
ナゼかを書いてある本は少ないようです
花に影響する肥料分は窒素です 
これは葉を育てる肥料でこれが開花まで過多だと花色が濁ったり 
奇形花になることがあります 
花の中にもう一つ花のよなものが出来たり緑色になったりする事があります

これはもともと花びらは葉が変化したものなので 
窒素分が過多になると葉化するのが原因と言われています

もったく違いますがクリスマスローズを育てていると
今ごろ綺麗だった花びらが緑がかってきますね 
これは花びらでなく花のガクの部分が変化したものなので
日にちが経つと本来の葉の色に近づいてくるからです

影響を受けるのは全部の品種ではなく 
花色は白や淡い色系に影響受けやすく 
奇形花も一部の影響の受けやすい品種に限られます

肥料で即効性の化成肥料、液肥が影響を与えるので
ツボミが見えてきたら液肥は止めるようにと書いてあるのはそのためです

また窒素分が多いと葉が軟弱になりウドンコ病にかかり易くなります

それ以外に沢山の花を付けようと 
肥料を規定量よりかなり多く与えるとなることもあります 
我々も食事の量は決まていてそれ以上食べてもいいことが無いのと同じです
ぜひ肥料の規定量は守った方がいいです

ツボミが見えてきたら毎日楽しみに眺め 
水遣りと消毒にだけ気を使ったらいかがかと思います 

開花したらこちらのもので四季咲き品種には 
次の開花に向けて肥料を始めるなんてバラを楽しむって結構面倒ですね(笑)

この時期に肥料を沢山やっても残念ながら手遅れだと思います 
少しむずかしくなりますが ツボミは花芽分化期といって枝にある芽の時に決まってしまいます
それが寒さが長引いたり 葉が出始めの時に寒さに当たると折角の花芽がブラインドになる事があります 
今時分肥料を沢山あげてツボミが沢山になることは私にも分かりません



2003-4-10[木] 18:26

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