春咲きバラの剪定 フレグランス
実寸です

私も春咲き(一季咲き)のバラが大好きです
春思い切り咲いてくれるので

これはあくまで私の感想でかなり荒っぽい考え方ですが 
バラが一年に咲く花の数は一季も四季咲きもそんなに変わらない気がします

例えば一年に100咲くとして 春咲きはそれを全部一度に咲かせるので見事ですが 
四季咲きはそれを何度かに分けて咲くような気がします
そう考えて一季咲きを 自分に対して納得させています

春咲きバラの剪定で大事な事はお手持ちのバラの性質をまず知る事が大切です

ORでも樹高は品種よりかなり差があります又 鉢植えで樹高を抑えるのか 
鉢植えでも支柱を立てぐるぐる巻くなどしているのか 
露地植えの場合平面にあるのか 壁面などに誘引できるのかなどにより 
剪定に違いが出てきます

まず大事な事はどのような樹形にしたいか 
主体はあくまでお育てになる方で それにより剪定も変わってきます

私の大雑把な剪定法は花後 枝数が多くなり風通しが悪くなる場合 
古い枝(古い枝ほど花付きが悪くなる)の順に出来るがけ元に近いところから切ります
後は来年の開花時の樹形を想定して切ります

これはそのバラの性質(樹高)やおく場所によって切る位置を変わります

シュートの処理
あと今時分シュートが伸びて 気が付くと
シュートだけがニョキニョキ上の方に行っちゃう場合があります
こうなると全体のバランスが悪くなるんで 
これもナレですが樹高とのバランスを考えて勢いがある場合
早いときは50a位伸びた所で枝先を切ってしまいます
 そうしますと何本かの枝になり 
来春の花が楽しみです

肥料について
春咲きバラには 花後お礼肥えをやり 
その後は11月頃(東京近郊、場所により違います)
冬の寒さに対する抵抗力をつけるためだけにします
四季咲きバラみたいに施すと枝葉ばかりガンガン伸びてしまいます 
成長させるには施すのも手です

冬剪定 
基本的にはやりませんが 鉢植えで木立仕立てにする場合は樹形を考えて切ります

なぜ 春咲きは花後に剪定するのか
これはバラだけでなく 春咲く木全体に言えます 
春咲きの場合 目では確認できませんが 花芽形成が梅雨時と言われています 
なので 秋になって 枝を切るとその後芽が出ますが 花芽が付き難いです 
ミモザなど秋切ると来春花は見られません
どうも 花芽形成は日照時間と関係があるみたいです

ORのもう一つの楽しみ方
これは植物本来の楽しみかたかもれませんが
春、花を楽しんで 
初夏の新緑(ウドンコ、黒点にご注意)秋には色ずくヒップ(バラの実)と紅葉 
熟した実は鳥達へのご馳走
私が大好きなORの楽しみ方です
この場合 1月になって樹形を整える程度に剪定します

貼ったのは 
ジプシーボーイ(gipsy Boy ブルボン)別名ジゲウネルクナーペと言い 
濃い深紅から咲き進むと暗紅紫に変わります
樹形はほぼつるバラで白いバラと混植しますと見事です
で、今時分ヒップを取り大好きなバラ酒作りに使い
(HISAKOさんの所のバラ酒の作り方をご覧下さい)
 実を少し残し鳥達におすそ分けします

いろいろ書きましたが これは私のやり方と楽しみ方です

僭越な言い方ですが まず花が上手に咲きましたら 
次は樹形を考えてください 楽しみ方が増えてきます
で、出来るだけ早く自分流を見つけてください
バラは結構どこで切っても大丈夫です 
失敗を恐れずやって下さい 失敗してもまた芽が出てきます・・(^○^)

  
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