コンスタンス・スプライ

ガリカ系オールドローズと、フロリバンダの交配によって生まれた、
最初のイングリッシュローズです。
おととしの夏、お店の片隅に、ボキボキに折れた、この子が・・
すぐに連れて帰って、ＲｏｆＲにすぐお電話・・
「今日、買ってきたのですが、今から咲きますか？」
・・「いや、もう来年ですね。」
・・そうです。この子は、春の一季咲きの、イングリッシュローズです。
ボキボキに折れたところに、バンドエイドをグルグル巻きにし、
支柱を立ててあげて・・
そうしたところ、ぐんぐん成長し、数ｍはあるシュートがバンバン！
大きなテラコッタに植え替えた今年は、
「モッティスフォント修道院のように・・」と夢見たのですが、
植え替えのダメージか・・
壁中に数ｍに渡って、誘引したこの薔薇についたお花は・・１６個だけでした。
・・でも、３年目の今年、数々の本の中で言われている美しさ・・
やっと感じられた・・気がします。
たくさんの花びらを詰め込んだ花が、一度、大きく開き、
その後に、花びらの縁をヒラヒラさせながら、
コロンとしたカップ咲きへ・・と変化していきます。
今年の花は、「本当に美しい・・」と、一季咲きであることさえも
美点にかえてくれました。
深さ、幅共に、５０ｃｍほどの素焼きの鉢に植えて育てています。